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ざわぱんです。
皆さんこんにちは。
今回はリカルド・セムラーの著書「奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ」について説明します。
いつも通り結論から。
この本は従来の「管理」を中心とした会社経営でなく、「信頼」を築くことでの会社経営を説明した書籍になります。
その中で僕が特に重要と思ったのは以下2点です。
①コントロールに執着することは妄想である。
②価値観を育むことで社員と会社は信頼関係を築くことができる。
この2点について順番に説明します。
第1章 コントロールに執着することは妄想である。
現在、僕は大手企業のIT組織に所属しています。
そこでは当然のように「マネジメント(管理)」がされています。
・目標管理
・業務進捗管理
・就労管理
・チームマネジメント
・人材マネジメント など
マネジメントの数を挙げれば切りがありません。
この「マネジメント」ある種、常識的位置にあり、会社にいる以上当然と思っている人はたくさんいるかと思います。
でもこれって「窮屈」じゃありませんか?
このマネジメントですが、仮にやりたくもないことでも管理されたらもう最悪です。
だってやりたくないのですから。
そんなやりたくもないことを管理されて、進捗が遅れていればその人の評価は下がり、評価された本人も上司・会社が嫌いになるという負のスパイラル状態です。
この本では「コントロール」に執着することに警鐘を出しています。
ではコントロールすることをやめて、何をするのか?
それは「価値観」の共有です。
価値観というのは自分自身が大事しているものです。
この価値観をお互い(自分と他者)(自分と会社)などと
正しく共有ができていれば、負のスパイラルに陥ることはありません。
そこでまず重要になってくるのは自分の価値観です。
自分の価値観が描けてない人はこちらの記事の最後に参考サイトのリンクを貼っておきますので、そちらを見てください。
第2章 価値観を育むことで社員と会社は信頼関係を築くことができる。
価値観は他者との共有によってその効果を大きく発し、同じ価値観であれば大きな信頼関係を築くことができます。
つまり価値観を育む重要ポイントは「共有」にあります。
例えば仕事に対するアプローチは違っても同じ価値観を持っていればその仕事は基本うまくいきます。
でも価値観がずれていればそうはいきません。
例えば「成果を出すためならいくらでも残業する人」と「仕事はちゃんとするけど定時で帰る人」では、いつか大きな歪みを生み、結果よい成果を得られることはできません。
それは個人間だけでなく、個人と会社間でも同じです。
「売上が全てだ」「ノルマ達成するまで帰ってくるな」など言ってその価値観が合う人なら全く問題ないですが、そうでなかったら当然病みます。
自分の価値観を描けたら、次は会社の価値観とも照らし合わせて見てください。
それにより自分に合う、合わないなどが見えていきます。
第3章 まとめ
今回はリカルド・セムラーの著書「奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ」について説明しました。
この本で僕が特に重要と思ったのは以下2点です。
①コントロールに執着することは妄想である。
②価値観を育むことで社員と会社は信頼関係を築くことができる。
一つ余談で僕がなぜこの本を読んだのか、簡単に経緯を書きます。
僕は現在所属している会社にて「聖域なき会社改革」のプロジェクトに参画しています。
プロジェクトの号令は社長から発信がされました。
聖域なき会社改革ということで、社長からは具体的な「こうして下さいなど」の指示もありません。
この話をいただいた時に「改革は良いがそもそも良い会社ってなんだろうか?」という疑問が私のなかに出てきました。
その疑問に関する解がないかと思い、近くの図書館で色々と書籍を読んだ時にこの本に出会うことが出来ました。
マネジメントが前提となっていた僕にとっては読み応えがある本でした。
では明日からマネジメントは全て廃止しましょうというのは非常に安易かつ、組織に大きな混乱を与えてしまうため、非常に危険です。
まずはの第一歩として自分の価値観を描くことから初めていきましょう。
自分の価値観が書けていないという方は以下リンク先より是非飛んで作ってみてください。
Youtubeを中心としたインフルエンサーリベラルアーツ両学長のサイトです。
僕もこのサイトを参考に自分の価値観をまとめました。
↓
https://liberaluni.com/valuemap-190530
では本日はこの辺で。
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