要約・自己啓発:「勇気の科学」が示す勇気の高め方2選

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ざわぱんです。
皆さんこんにちは。

今回はロバート・ビスワス=ディーナーさんの著書『「勇気」の科学 一歩踏み出すための集中講義』について説明します。

いつも通り結論から。
この本では「勇気」を科学的観点でまとめた本で、その重要性は以下になります。

勇気を構成する2つの要素

① 勇気を構成するのは「行動意志」と「恐怖のコントロール」の2つ要素である。

② 2つの要素に対してアプローチすることで誰でも勇気を高めることができる。

それでは各章ごとに分けてその詳細を説明していきます。

目次

第1章 勇気とはなにか?

こちらの書籍では「勇気」を以下のように定義しています。

*勇気とは?
 危険、不確実性、恐怖があるにもかかわらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意
志である。

僕たちは危険、不確実性(リスク)など自分にとってマイナスをするものに対して恐怖を感じます。
その恐怖に向かって立ち向かっていく源が「勇気」になります。

この「勇気」は2つの要素で構成され、それぞれのアプローチにより自分の「勇気」を高めることができます。

勇気の構成要素と、勇気を高めるアプローチ

*勇気を構成する2つの要素
 ・行動意志
 ・恐怖のコントロール

*勇気を高めるアプローチ
 ・行動意志を高める
 ・恐怖を抑制する。

ではどのようなアプローチで勇気を高めることができるのか。
次章より説明します。

第2章 行動意志とは何か?

行動意志とはまさに「行動を引きおこすための意志」です。
行動意志=行動力と言い換えてもいいです。
この行動意志を高めることが勇気を高めることにも効果的です。

では行動意志を高めにはどうすれば良いか?
本書では以下3つを紹介しています。

行動意志を高める方法

① 「役割」を見直す。
② 「他者のため」が勇気を高める。
③ 「失敗」は避けられないものと受け入れる。

①「役割」を見直すについて
 役割でいうと会社だと以下のような流れでしょうか。
 担当→係長→課長→部長→経営幹部→社長と役割が上位になればなるほど仕事における「勇気」が求められてきます。
 出世による役割だけでなくリーダーになることも役割見直しです。
 リーダーとなることでの、自らの行動意志を高めるのもやり方としてはあります。
 しかし逆にいえば「勇気」がないのにリーダーを担当しているとその人はつらい思いをしていきます。

②「他者のため」が勇気を高める。について
 例えば子供を守る母親が分かりやすいかもしれません。
 自分の子に危険があると感じたら、恐怖を超えてその子を守る行動を取ります。
 人は自分のためでなく、他者のために勇気ある行動を取ることが出来るのです。

③の失敗は避けられないものと受け入れる。について
 失敗は誰しもしたくないものです。
 失敗したらどうしようとそこにリスクを感じ、行動を起こさない人もいますが、失敗しても大丈夫と受け入れることが行動意志を高めることに繋がります。

ここでのポイントは行動意志を高めるのは個人の心の持ちようだけではありません。
①〜③のやり方もあることを知るのが重要です。

第3章 恐怖とは何か?

恐怖を感じている時に私たちは勇気を出して行動しないといけません。
ではこの「恐怖」とは何か?
こちらの書籍では以下のように定義しています。

*恐怖とは?
 人間が自己防衛するための本能的な反応(自己中心性から始まる)

恐怖とは人間の本能から来ているものであり、そこに対して危機を感じるのは
いわば人間からすると自然なものだったりします。

この恐怖は3つのパターンに分けることができます。
それらには全て解決策があります。

恐怖のパターンと解決策

①身体的な被害への恐怖
  恐怖の効果:身体的な興奮
  解決策  :恐怖に耳を傾ける

 
②社会的に拒絶される恐怖
  恐怖の効果:恥ずかしさ、弱気
  解決策  :外側へのフォーカス

③失敗への恐怖
  恐怖の効果:ストレス、心配、無力感
  解決策  :進捗へのフォーカス

感じる恐怖パターンは人によって違いますし、複数の恐怖パターンに晒されている人もいるかもしれません。
しかしそれら恐怖には解決策があります。
解決策があると考えることで恐怖を受入れられ、恐怖をコントロールできます。

恐怖を感じた時は一度冷静になり、状況を客観視しましょう。
そしてその恐怖をコントロールできれば、勇気を持った行動ができます。

第4章 まとめ

今回はロバート・ビスワス=ディーナーさんの著書『「勇気」の科学 一歩踏み出すための集中講義』について説明しました。

この本では「勇気」を科学的観点でまとめ、その重要性は以下になります。

勇気を構成する2つの要素

① 勇気を構成するのは「行動意志」と「恐怖のコントロール」の2つ要素である。

② 2つの要素に対してアプローチすることで誰でも勇気を高めることができる。

「勇気を持て」「勇気を出せ」と言われても「その勇気がない」と言って一歩を踏み出せなかった人はいるかもしれません。
しかしここで示した通り、「行動意志を高め」「恐怖をコントロールできる」ことで勇気は高めることができます。
それは誰でも出来るのです。

「自分には勇気がない」とそこで思考を止めず、まずは一歩進んでみましょう。
では本日はこのへんで。

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この記事を書いた人

自身の経験も含めたビジネス書中心のブログを運営中。

【経歴】
年齢:30代
性別:男性
職業:ITプロジェクトマネージャ
2023年4月にブログ開始
半年でPV数4桁達成

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